平成28年7月26日
奈良まほろばソムリエの会への声明


7月25日、特定非営利活動法人奈良まほろばソムリエの会(以下まほろばソムリエの会)理事の者が立ち入り禁止のロープを乗り越えて来山した。

ロープ付近の掲示板にて『立ち入り禁止と言う言葉を自分勝手に解釈をして入山する者が居る』と注意喚起をしているにも関わらず『自分は参拝ではない』と勝手に解釈をして入り混んできた。

彼らは前日に来山をお断りをしたにも関わらず、アポイントメントもとらず住職不在の時間帯にやって来て『門が閉まっている(※立ち入り禁止ロープの先の正門がある)』と檀家廻りで外出中の住職に電話をかけてくる無作法を行った。

前回の記事で述べたように既に、大蔵寺は、まほろばソムリエの会とは一切関わらないとしており、さらに今回は来訪を予めお断りしたにも関わらず、アポイントメントなしの上、立ち入り禁止の看板と掲示物、ロープ、と三つの警告を無視して入り混んできました。
そして、最後の正門が閉じていた為に住職に電話をしてきたのです。

これは檀家廻りをしている住職に、今から檀家廻りを中断し、引き返して来て客を出迎えよ、という事でしょうか。

大蔵寺は悩める方や御祈願が必要な方を重視するがゆえ、誰にも邪魔されない時間を設ける為に観光事業を廃止して立ち入り禁止とし、仏事での入山を予約制としています。
ですから、アポイントメント無しの無断入山や観光客は大変迷惑なのです。


この団体には以前、抗議を行いましたが、
一度ならず二度まで、しかもあろう事か今回は理事の者までが、当ホームページを閲覧しておきながら、このような寺院の事情や宗教理念、そして一般世間のルールを無視した体たらくです。

大蔵寺がもし当時、依頼された大事な祈願を行っていたら、彼らの行為によって一時中断などの邪魔されていた事でしょう。
もし、大事な相談を受けている最中に、無断侵入の無作法な訪問受けたとしたら、どうでしょうか。

それが解らぬ団体に文化を語る資格はありません。
これは少なからず、あなた方が言う文化の一端を担う我々だから、はっきりと述べる事が出来るのです。
趣味や道楽の延長で、明るく楽しく文化や文化財を継承しているのではないのです。
あなた方の趣味や道楽、主義主張を優先させる事は出来ないのです。


我々、大蔵寺はこの団体の活動を邪魔するつもりは毛頭ありませんし、今までもそうした迷惑をかける行為は行っておりません。

しかし、この団体はこちらの寺院の事情や宗教理念、予定には無関心で、自分本意の事情を我々に押し付けて迷惑をかけるのです。

これらの事より我々、大蔵寺にとってこの会が、どのような団体であるか明確になりました。

我々、大蔵寺はこの会を『真っ向から大蔵寺の在り方と都合を否定し、自分勝手な言い分を押し通してくる団体』『大蔵寺にとって迷惑で危険な団体』として認識して今後一切、関わりを持たぬ様にいたします

*この文章は我々、『大蔵寺』の声明であり、他者に賛同を求めたり、先導するものではありません。

*この文章の目的はまほろばソムリエの会と、関係者に向けて発信する公式な批難であります。

平成28年7月8日
ボランティアガイドや、責任が伴わない団体及び個人に対して

ボランティアガイドや、責任が伴わない団体及び個人によって、当法人が主体となるべき法人運営や、宗教への在り方、保持する文化財への無理解な批判や、無礼な言動を看過する事が出来なくなる事例が発生致しました。

この度、まほろばソムリエの会に所属するボランティアガイドより、当法人の掲げる宗教や法人運営に対して最早、謝罪を受けるには取り返しがつかない程の無作法な訪問依頼を受けました。

もとより、その言葉使いや態度も一般社会における初対面のアプローチには有るまじき不敬なもので、尚且つソムリエ検定などを行う団体の一員である事さえ疑わしく思えるほど、文化や文化財、宗教、管理者などへの畏敬の念を微塵も感じさせない態度でした。

そもそも、ソムリエテキストに記載されている当法人の項目は一切、当法人への許可を得ずに作成されたものです。
当法人は観光や行楽を一切受け入れないと広告しているなかで、無許可に掲載されたソムリエテキストを根拠に、当法人へ施設の自由解放や自由散策を強要する輩が絶えなかった経緯がある中での、まさかの当のソムリエの会従事者からの、この様な狼藉。

狼藉の中で彼者は微々たるものではあったが、ソムリエの会の目的を根拠に、当法人を批難したが、その主張が通らないとみるや、乱暴な言葉使いで電話を切った。
ソムリエの会の目的は、ソムリエの会の問題であり、我々には関係がないものです。

これにより当法人は役員会議にて、ソムリエの会が掲げる目的や活動方針が実際の言動と伴っていない事、そして宗教や文化財、文化財管理者に対するあるまじき態度は、謝罪で済まされる事では無い、と判断しました。


よって今後は『ボランティアガイド(公私問わず)』『まほろばソムリエの会』『ソムリエテキストに触発された入山希望者』の全てからの接触をお断りします。



※上記の本文を掲載するにあたり、役員会に上がった意見。


大蔵寺は、檀家信者、または仏教を必要とする衆生を主として受け入れている。

観光旅行と称する人々、実質的な行楽・物見遊山的なものに対しての境内の開放は、大蔵寺檀信徒と、本来仏教を必要とする悩み苦しみを抱えた人や臆病にならざるをえない人々を排除してしまう可能性があるとして、現在のシステムを構築した。

このように一般参拝、観光を排除し、檀家信者を中心とした宗教形態を打ち出したが、今回の、「奈良まほろばソムリエの会」に所属する人物が無礼な言動を働いた件は、大蔵寺の宗教を度外視した観光的観点から「観光地としての大蔵寺」「歴史的価値としての大蔵寺」のみを見て、いかに当事者である大蔵寺と救いを求める人々の宗教性を蔑ろにされてきたかがよくわかる。

奈良まほろばソムリエの会のウェブサイトを見ると、

「奈良まほろばソムリエなど奈良を愛する者が、奈良の歴史・文化・観光などに関する知識を生かした種々のボランティア活動や地域との交流活動を行うと共に、会員相互の交流と研鑽を図る団体です。 この趣旨に賛同していただける方ならどなたでも参加できます。」

と、有り、試験内容である奈良まほろばソムリエ検定に於いても、いわゆる地理的、歴史的な問題が主であり、その宗教性や、有り方について侵害が行われる可能性が一切考慮されておらず、ボランティア活動や地域の交流で考慮するべきタブーについても一切触れられていない

。タブーそのものを述べてもらう必要はあると思えないが、タブーがあってそれを侵害すべきではない事は、ボランティアといえどガイドを務める以上、決して見過ごせないはずだ。

以上の事から、この奈良まほろばソムリエ検定、奈良まほろばソムリエの会は、歴史愛好家の権威付けのための組織であって、各地の歴史を作った宗教性や文化性については熟慮されていない。

文化とは単なる遺産だと思っているのだろうか、それに関わって生きてきたものが度外視されている。このような団体に、我々は宗教寺院として関わることはできない。